3月2日の昼下がり、イオンモール札幌発寒館内に不審なパープルシャドウ出没。通路には逃げ惑う買い物客の悲鳴と靴音が谺(こだま)した。
警備員が駆け付け、三人がかりで捕獲したところ、なんとモイスチュアリポソームの稚拙な被り物をまとった中田智大ではないか。
「おまえ、なにしとんねん?」(小生思わずI井支店長の口調で)
「“リポ太君”と呼んでください」
コーセー創立記念日のこの日、中田あらためリポ太君はモイスチュアリポソームのサンプリング・アプローチにやってきたのだと言う。
「そんな格好して、支店長の許可もろてるのか?」(ここはK納部長の口調)
「はい。I井が『俺にやらせろ』というのを押しとどめ、ホープN田がやってまいりました!」
「なにイニシャルトークしてんねん? もう実名出てるやろ」
ブランド価値の観点からこの行為の是非を問う、などと野暮なことは言うまい。やがて平静を取り戻した通行客は次々とリポ太君からサンプルを受け取りはじめた。
気をよくしたリポ太君、店内に戻ってパチリ。